キャットフードの添加物(赤色着色料)

キャットフードの添加物赤色着色料は、フードの見た目をきれいにするために使われます。
赤や緑、オレンジなどカラフルで、いろいろな食材が入っておいしそうで、食欲をそそりますが、単に色が着いているだけです。
赤は肉、緑は野菜、オレンジはニンジンなどを想像させ、飼い主さんが買ってくれるように美味しそうに着色しているだけです。
猫は色彩に対する感覚があまりよくないといわれ、匂いでフードを確認しています。

合成着色料は、健康被害のリスクがあるといわれていますが、私たちも日常の食生活では、かまぼこや漬物など着色料を使用した多くの食事を口にしています。
キャットフードに使われる赤色着色料には3種類あり、それぞれが病気の原因になるといわれています。
赤色3号は発がん性、赤色40号と102号はアレルギーの原因となるリスクがあるとされています。
一度に多量に摂取した場合は健康被害のリスクはあるかもしれませんが、私たち人間はすでに長期間食べており、とくに健康被害が出たという話は聞いたことがありません。
ただイギリスでは、赤色40号や102号を含む合成着色料がADHD(注意欠陥・多動性障害)との関連が疑われるとして、食品や飲料メーカーに対して2009年末までに自主規制をするように勧告を出しています。
しかし、現在まで、関連性は実証されていません。

キャットフードの添加物としての赤色着色料の歴史はまだ浅く、その検証はされていません。
アメリカやカナダでは、赤色102号の使用が禁止されていますので、注目する必要はあるかもしれません。
ただ、アメリカ製のフードは日本製のものより色が鮮やかですから、より多量の着色料を使用している可能性はあります。
日本でキャットフードの添加物として使われている赤色着色料は、製造時の使用料を調整し、低レベルに抑えているのでしょう。
天然の着色料であれば、自然なもので無害と思われる方もありますが、合成着色料同様に発がん性などの健康リスクも指摘されています。
着色料が気になる方は、完全無添加のキャットフードにするしかありません。