歯垢・歯石がつきにくくなるフード
歯垢・歯石がつきにくくなるキャットフードがあります。
通常のドライフードの3~4倍ほどの大きさで、噛んでも割れずに、歯肉線まで入っていきます。
この時、歯垢や歯石が掻き取られ、歯をきれいにしてくれます。
歯垢や歯石を落とすことによって、口腔内のバクテリアを低減し、口腔、腎臓、心臓、肝臓など全身の健康を維持するというものです。
猫はガーゼや歯ブラシで歯磨きをしようとしても、手に穴が開くだけで、非常に難しいものです。
しかし、歯垢や歯石を放置すると、歯肉炎から歯周炎、歯周病、そして、歯槽膿漏と進みます。
歯が痛み始めると、食事もできなくなり、触ることも難しくなります。
最悪の場合は、顎の骨まで侵すこともありますので、歯のケアは必要なものです。
ドライフードには多少の歯磨き効果はありますが、ウェットタイプのフードには、その効果がなく、歯垢や歯石が付着しやすいとされています。
大粒のドライフードでも多少の効果はありますが、歯垢や歯石をつきにくくするために作られたフードは、歯垢や歯石を取り除くために、独自の形状を持っていますので、効果は高くなっています。
価格も一般のフードより、かなり高めになっていますが、主食ではなく、食後の歯磨きとして少量を与えるようにすれば、負担も軽減できます。
ただ、結構大きな粒のため、猫が食べてくれるかが気になるところです。
健康であれば食べてくれるかもしれませんが、すでに歯に痛みを感じるような状態では難しいこともあります。
その場合は、病院で歯を見てもらう必要があります。
決して安いものではありませんので、病院でサンプルをもらって試してみるといいでしょう。
実際に購入する場合は、ネット通販を利用すれば、1~2割ほど安く、送料無料で購入できることもあります。
多少費用は掛かっても、将来的に麻酔や抜歯で愛猫を苦しませることもなく、病院に大きな金額を支払うこともありませんので、かえって安いものです。