総合栄養食以外のフードの活用法
総合栄養食以外のキャットフードは、おかずやおやつとして利用すると、猫の健康維持に役立ちます。
キャットフードには総合栄養食以外にも多くの種類があります。
ウェットフードや半生タイプ、鰹節や小魚の乾物など様々です。
子猫や老猫の主食としての総合栄養食のウェットフード以外には、主食としてドライキャットフードを与えている方がほとんどです。
缶詰やスープ仕立てのフードは、水分量が多く、食いつきもいいため、ドライフードだけでは食べないときなどに、少し混ぜてあげます。
水分補給にもなり、食事もしてくれますので、健康維持に役立ちます。
しかし、カツオやマグロなどの魚を使い、嗜好性が高められていますので、食いつきがよくなった、もっと欲しがるからと与えすぎると、肥満にもなりますので、注意が必要です。
ドライフードでも嗜好性を高めたおやつ用のものは、食事の際のトッピングに利用するといいようです。
食事に混ぜてもすんなりと食べるようであれば、通常のフードに混ぜておくと手間が省けます。
ただし、配合量が多すぎると、そのフードなしでは食べなくなることもありますので、注意してください。
かつお節や小魚の干物も好んで食べますが、注意が必要です。
あげる場合は、トッピングなどで主食を十分に食べる程度で、最小限に抑えたほうがいいでしょう。
タンパク質が多いことはいいのですが、干すことによって、マグネシウムやカルシウムなどのミネラル分が多くなっていますので、過剰摂取になる可能性があります。
尿路結石などの腎臓疾患の原因にもなりますので、猫専用のものでも摂取量をできるだけ控えたほうがいいでしょう。
ムース状の缶詰は、粉薬を飲ませるときに役立ちます。
嗜好性が高いということもありますので、薬を混ぜて皿に入れれば、自分でも食べてくれます。
もし、自分で食べられないような重篤な状態であっても、注射器に入れて食べさせることもできますので便利です。
とくに高齢猫用のものではマグネシウムやカルシウムなども低く抑えられ、腎臓疾患があっても体に負担がかからないように配慮されたものもあります。